Melexis社、小型アプリケーション向けに車載グレードファンドライバICを発表
超コンパクト且つ高度なソフトスイッチイングにより、超小型ファンにおけるEMIおよび音響ノイズを抑制。
ベルギー、テッセンデルロ 2018年1月23日 – Melexis社は、最新の車載グレードファンドライバICを、高い信頼性と超小型化が求められる自動車などのアプリケーション向けに発表をした。
US168KLDおよびUS169KLDは、シングルコイルブラシレスDCファンおよびモータ向けの車載グレードシングルチップソリューションである。ソフトスイッチイング機能によりEMIや音響ノイズの発生が抑制され、センサーファンなどの車室内製品への応用の他、ワイヤレス充電器、コンピューティング、オーディオ、マルチメディア向け冷却ファンなどへの応用も最適である。
電源電圧1.8V～5V、最大300mAのモータ駆動電流を供給可能なフルブリッジドライバを兼ね備えており、高感度なホールセンサもICに内蔵されている。逆電圧、ロータロック、過熱に対する保護回路を内蔵し、過酷な環境にも耐え得るロバスト性の高いファンドライバICである。
両デバイス共に小型なUTDFN6パッケージに格納されており、全高わずか0.4mm、PCB占有面積3 mm2であり、超薄型ファンへの組込も可能とする。US168はタコメータ（FG）出力信号、US169はアラーム（RD）出力信号を出力する。両ファンドライバは、AEC-Q100認証予定であり、最も過酷なアプリケーションにおいても高い信頼性を確保する。
本製品発表につき、ファンドライバ製品ラインマネージャーのDirk Lemanは以下の様にコメントをした：「冷却機能は、CPU演算能力の限界を広げ、電源装置の過熱を防ぐことで、技術革新を可能にしてきました。今後、車載機器の電子化が加速していく上で、車載ファンのニーズもますます高まると予想します。Melexis社製の新ファンドライバICは、車室内製品で求められるように、静かに且つ信頼性高くファンを駆動させます。また、これらの車載グレードデバイスは高集積化により外付け回路部品を必要としないため、ソフトスイッチイングのメリットを超小型ファンでも最大限に活かすことが可能になります。」
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