Melexisが第3世代車載向けTriaxis®ホール位置センサーにPSI5出力オプションを追加

Ride height sensorペリフェラルセンサーインターフェース5(PSI5)のサポートにより、実装コストのさらなる削減を実現 。

ベルギー、テッセンデルロ(2019年6月24日) - マイクロエレクトロニクスエンジニアリングで世界に知られるMelexis社が、Triaxis®ロータリーおよびリニアホール効果位置センサーファミリーの一部であり、PSI5インターフェースをサポートする最初のTriaxis®角度センサーとなる、MLX90373を発表しました。

PSI5(ペリフェラルセンサーインターフェース5 - www.psi5.org)は、何百万ものエアバッグ セーフティシステム で使用されている技術に基づくオープンスタンダードです。この高速応答性の技術は、2線式シールドなしケーブルを介して125kbit/sのデータビットレートを提供します。このため、ステアリングやシャーシの走行高さ測定など、安全性と快適性に現在適用されている各種車載用センシングアプリケーションに適しています。2線式の実装により、3線式または4線式のケーブル接続を必要とする他の形式のシリアルインターフェースに比べて、導入が簡単であり、また基本的に低コストになります。

MLX90373 Triaxis®ホール効果センサーは、堅牢な設計で回転位置検出と直線位置検出を提供し、メーカーのために磁気設計を簡素化します。-40℃~+125℃の拡張周囲温度、オンチップ診断機能、および外部センサー用のゲートウェイ入力が1つの設計に結合されます。この設計は、ペイロードに追加される追加の外部センサーデータのプロビジョンに加え、利用可能な4つのタイムスロット使用時の柔軟性を含め、PSI5インターフェースのすべてのメリットを提供します。

Melexisのグローバルマーケティングマネージャー(位置/速度センサー)のNick Czarneckiは次のようにコメントしています:「MLX90373は、当社の業界最先端の3Dセンシング技術のすべてのメリットを新しい実装パラダイムに提供しており、第3世代Triaxis®ファミリーにとって大きな前進になります。これは、より多くの自動車メーカーの導入コストを削減し、それらのエンドカスタマーにより多くのメリットを提供します。」

すべてのTriaxis®センサーと同様に、MLX90373はPCBレス実装をサポートするように開発されており、優れたEMC性能を提供します。また、ISO 26262 ASIL C(SEOoC)の要件を満たしており、TSSOP-16パッケージのデュアルダイ、完全冗長バージョンで提供されます。PSI5インターフェース選択のオプションが存在するということは、Triaxis®ロータリーおよびリニアホール効果センサーファミリーは現在PSI5、PWM、アナログおよびSENTインターフェースに対応していることを意味します。

現在、第3世代のMelexisのTriaxis®技術は、最新の安全性と快適性を消費者に提供するために、自動車メーカーが求める柔軟性と堅牢性とともに、最新の業界標準インターフェースと高レベルの統合を結合することによって進化し続けています。

Video: Triaxis® position sensor with PSI5 output (MLX90373) (1m28s):


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