Melexis、化学物質混在した環境下でも使用可能な車載用途の新しい高精度圧力センサを発表

Melexis

Absolute pressure sensor for harsh media applications - Melexis最高精度、超小型サイズ、化学物質混在した環境下に対する最高の適合性は、環境保全に大きく貢献します


2017年12月19日ベルギー、テッセンデルロ – 発 世界的なマイクロエレクトロニクス・エンジニアリング企業のMelexisは、特に自動車業界に向けた、化学物質混在した環境下での用途の新たな高精度圧力センサを発表します。

新型のMLX90818はパッケージ化された絶対圧センサです。1.0~5.5barまでの範囲に対応できるように生産工場で校正されており、直噴エンジンやターボチャージャーエンジンといった用途に理想的です。小型(4×5mm)DFNパッケージに内蔵されたこの高度集積センサは、温度測定用のNTCサーミスタを外付け可能です。MLX90818は現時点の市場における最小デバイスであるだけでなく、必要な外付け部品が極めて少ないため、OEMは簡単に堅牢で小型の吸気圧力(MAP)センサを開発できます。

腐食性金属を剥き出しにすることなく利用できる唯一の部品ソリューションとして、本デバイスは化学物質混在した環境下で、特に小型かつ軽量の現代エンジン内で多用されるハロゲンに対して、最高の適合性を提供します。MLX90818は18Vの過電圧に対応し、-40°C~+150°Cまでの環境で動作可能であり、ボンネット内のあらゆる用途に適しています。

市場をリードする±0.5%~±0.75%の圧力精度を保証しており、150°Cにおける製品寿命が延長され、高精度のMAPとEGRセンサが製造可能です。これにより、地球温暖化の一因である二酸化炭素や大気汚染につながる窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に削減できます。

センサからの圧力はJ2716 Single Edge Nibble Transmission(SENT)プロトコルに完全準拠しており、顧客の様々なニーズに合わせて設定を簡単かつ速やかに変更できます。

MLX90818はMelexisより生産工場で校正済みの状態で出荷されるため、顧客はMelexisから直接入手可能な実証済みのソフトウェアツールを使用し、アプリケーションピン経由で少量生産向けに本デバイスを設定できます。

新製品の発表を記念し、圧力センサ製品ライン担当マネージャー、ローラン・オーテは次のようにコメントしています。「MLX90818は、自動車の圧力測定の分野における大きな前進となります。最も過酷な環境下においても前例のない精度を発揮するため、本デバイスは極めて高効率かつ環境に優しい車両の開発に大きく貢献可能であり、結果的に大気汚染の軽減や環境保全に貢献します。」

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Video: MLX90818 absolute pressure sensor for harsh media applications (4:53):