Melexis、車載向けスマート組込み型モータードライブポートフォリオを拡張

新発表の第2世代モータ用プリドライバーは、フラッシュメモリ増強、LINとのインターフェース、センサー統合を可能とする。
ベルギー(テッセンデルロ)、2019年4月29日 - グローバルマイクロエレクトロニクスエンジニアリング企業のMelexisが、最新の第二世代車載向け組込み型モータードライバーであるMLX81206を製品ポートフォリオに追加することを発表した。本製品は64 KBフラッシュメモリを搭載し、且つ100 W~1000 WのBLDCモーターの駆動する可能とし、高い統合性を併せ持ったシングルチップソリューションである。
MLX81206は、車載分野で最も広く使用されるデジタル通信インターフェース規格であるLIN 1.x/LIN 2.xおよびSAE J602準拠インターフェースをサポートする。これにより、容易にさまざまな出力範囲のBLDCモータをプリドライブするソリューションを構築できる。MLX81206は、センサー付き及びセンサーレス構成で12Vモーターを駆動でき、高性能でより静音化を求められる、従来車、ハイブリッド車、およびフル電気自動車用のhvacブロワー、エンジン冷却ファン、ポンプなどに最適である。
Melexisのエンジニアは高レベルな統合性を実現した。マイクロコントローラーと共に、高電圧アナログ回路とデジタル技術(フラッシュおよび不揮発性RAMメモリを含む)を、組込み型ドライバーに統合した。これにより、MLX81206は、高効率なハードウェア・ソフトウェア統合シングルチップソリューションとなる
MLX81206は、検出とドライブ制御のシナジー効果により、サイズ、性能、堅牢性面で魅力的な選択肢となる。それが顕著に表れるのが磁界方向制御(Field Oriented Control;FOC)で駆動される動的ポンプ等で使用されるMLX90380リゾルバなど、さまざまなセンサーと連動するする場合、本ICと接続が容易な点である。本ICは、小フットプリントのQFN32パッケージ(MLX81206)、及びリードパッケージTQFP48(MLX81208)で供給する。
Video: Embedded motor drivers family (50s):
Downloads
- Product flyer for MLX81205-06-07-08 (PDF - 713 KB)
- Datasheet for MLX81206-08 (PDF - 1.46 MB)