スマートLINモータープリドライバーにより、高出力メカトロニクスの小型化を支援
MLX81346は最大2000Wで12V、24V、48Vモーターを制御
ベルギー、テッセンデルロ（2022年6月1日） – Melexisは、最大2000Wの高出力用シングルチップLINプリドライバーであるMLX81346を発表しました。MLX81346は、モーター制御の小型化とフィールド指向制御（FOC）による効率的な静音性の駆動を実現します。オイルポンプ、エンジン冷却ファン、BLDCポジショニングアクチュエータなど、自動車用メカトロニクスアプリケーションに対応しています。当デバイスは、ロボットシステムや電動自転車/電動スクーターでも使用されています。
MLX81346は、12V電源で最大1000Wの動作をサポートできるのに加え、48V電源で2000Wに到達できるという独自の設計になっています。その高電圧機能は、採用されているシリコンオンインシュレータ（SOI）テクノロジーに由来しています。
「MLX81346により、Melexisは、完全一体型48Vプリドライバーシステムオンチップ（SoC）を市場に投入した最初の企業になります。」
MLX81346は、16ビットの組み込み型マイクロコントローラーユニット（MCU）、64KBフラッシュメモリに加えて、LINソフトウェアスタックおよびLINインターフェース（車載ネットワークインフラへの接続用）を備えています。3個の高電圧I/Oを含む12個のGPIO、2個のUART、SPIおよびI2Cを搭載しています。LINピンを介した迅速なエンドオブラインプログラミングは、当社が推奨するサードパーティのサポートを受けてお客様が実行できます。
MLX81346は、基板占有面積を最小限に抑えています。32ピンQFN（5mm x 5mm）または48ピンTQFP48（7mm x 7mm）のいずれかのパッケージで提供されます。このコンパクトなプリドライバーは、ASIL B機能を備えたSEooC（Safety Element out of Context）として開発されました。-40℃～150℃の動作温度範囲がサポートされています。また、必要な回路保護機能をすべて搭載しています。
「MLX8146は、当社の第3世代の組み込み型ドライバーを完成させるものです。このファミリーには、1～10Wアプリケーション用のLINドライバーMLX81330およびMLX81332と、10～2000Wアプリケーション用のLINプリドライバーMLX81340、MLX81344、MLX81346が含まれています」と、組み込み型モータードライバーの製品ラインマネージャーであるMarc Lambrechtsは述べています。「MLX81346により、Melexisは、完全一体型48Vプリドライバーシステムオンチップ（SoC）を市場に投入した最初の企業になります。これは、自動車およびロボット部門のお客様がコンパクトなソリューションを開発するのに役立ちます。」
詳細については、www.melexis.com/MLX81346をご覧ください。