世界初の超小型(Pico)レゾルバ

新しいMelexis 3D磁気レゾルバICは、堅牢なモーター設計用に最適化されています。最小のフットプリント、モジュールレベルでプログラム可能、費用対効果が高く、ASIL対応です。

ベルギー、テッセンデルロ、2022年6月30日 – Melexisは、産業用および自動車用アプリケーションに使いやすさと信頼性を提供する、AEC-Q100/ISO 26262準拠の小型(Pico)レゾルバ、MLX90381を発表しました。小型のDFN-6(2 mm x 2.5 mm)パッケージにより、センサー付きメカトロニクスの小型化を実現しました。このASIL対応ソリューションは、モジュールレベルでプログラム可能で、ローター位置検出に最適です。

世界的なマイクロエレクトロニクスエンジニアリング企業であるMelexisは、MLX90381 3D磁気小型(Pico)レゾルバを発表しました。このデバイスは、小さなアウトラインと信頼性の高いアナログ出力の利点を組み合わせて、正弦信号と余弦信号を提供します。

Melexis独自のTriaxis®ホール技術を活用したMLX90381は、ローター位置検出に簡単に使用できます。MLX90381は、絶対回転位置検出に使用でき、その低レイテンシと高速応答性を活用して、50,000 rpmを超える回転速度を測定します。

小型(Pico)レゾルバは、低速度精度、ノイズ性能を向上させ、ストール検出をサポートします。DC、ブラシレスDC(BLDC)、永久磁石同期モーター(PMSM)に対応し、電動バルブや電動自転車のモーターなどのアプリケーションで使用できます。

また、AEC-Q100およびISO 26262に準拠しているため(ASIL B SEooC)、自動車の安全関連システムにも適しています。

MLX90381は、Melexisのスマートな組み込みLINドライバーファミリーと容易に組み合わせることができます。これらには、フラップ、バルブ、シングルコイルファン、ポンプを直接駆動するMLX81330/32(最大10 W)が含まれます。また、パワーブロワー、エンジン冷却ファン、ポンプ、ウィンドウリフター、シートアジャスター、サンルーフに組み込まれるMLX81340/44/46プリドライバー(最大2000 W)とも連動します。

MLX90381は、磁場軸(X/Y、X/Z、Z/Y)を選択できるため、軸上の位置検出だけでなく、軸ずれ補正や軸外のシャフト貫通検出も行うことができます。各軸の感度とフィルター帯域幅は、デバイスのI2Cインタフェースを介して直接プログラムすることが可能です。専用の高感度バージョンの小型(Pico)レゾルバにより、外乱磁場に対する堅牢性をさらに高めることができます。

MLX90381は、コンパクトなDFN-6パッケージに収められています。回路を構成するのに必要な外部コンデンサは3個のみです。

「MLX90381小型(Pico)レゾルバは、市場で入手可能な最小のフットプリントを備えており、弊社の製品の中でも最も多用途かつ安全なレゾルバです」と、Melexisの位置センサーのグローバルマーケティングマネージャーであるDieter Verstrekenは述べています。「このレゾルバを弊社のLINモータードライバーシリーズと組み合わせることで、作動および位置検出のため便利なSense & Drive(検出/ドライブ)ソリューションが実現します。これにより、お客様は小型化、安全性、プログラマビリティなど、さまざまな課題に取り組むことができます」。

MLX90381は注文可能です。詳細については、www.melexis.com/MLX90381をご覧ください。


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