メレキシスは高い動作温度を実現した熱センサーアレイの発売により、 業界に新たなマイルストーンを打ち立てる

MLX90641は革新された特徴のお蔭でメレキシスの赤外線センシング界での優位な立場を拡張する。
2019年2月5日付、ベルギー、テッセンデルロ - 世界をリードするマイクロエレクトロニクスエンジニアリング会社であるメレキシスは、定評がある同社の遠赤外線熱(FIR)センサーアレイについて新バージョンを発表しました。新型デバイスは、現行のMLX90640と比較して熱雑音が低く、リフレッシュレートは64 Hzに向上し、動作温度の上限は125°Cまで拡大しています。
この最新のセンシング技術により、特に厳しい熱条件の環境下においても安全性、効率性、利便性を向上させるアプリケーションに、容易に温度測定を組み入れられるようになります。
MLX90641は、業界標準の4リードTO39パッケージに収容された16 x 12ピクセルの小型IRアレイであり、-40℃ 〜 +300℃の温度を精確に測定できます。当デバイスは工場で較正されているため、標準的な測定条件において1℃の精度が確保されます。さらにこの高精度は、0.1 K rmsの雑音等価温度差(NETD)によって支えられています。
2種類の視野角(FoV)、標準的な55° x 35°と広角の110° x 75°とのオプションが用意されてます。当デバイスは、3.3Vの単一電源で動作し、内蔵RAMに格納される結果をI2C互換のデジタルインターフェース経由でアクセスできるため、使いやすくなっています。独自開発のアルゴリズムにより、温度が急激に変化する状況においても高い熱安定性が確保されます。
MLX90641は、192ピクセルの遠赤外線を備えているため低スペックのプロセッサーを使用でき、システムコストを低減するのに役立ちます。また、再較正が不要なため、運用コストの削減に貢献します。
メレキシスでは、顧客のアプリケーション開発のスピードアップのためにMCUドライバソフトウェアを作成し、github.comのプラットフォーム経由で提供しています。さらに、熱画像から人体検知するためのソフトウェアも供給可能です。
MLX90641は、動作温度範囲が拡大したことで対応可能なアプリケーション類が広がり、従来式オーブンや電子レンジといった調理用アプリケーション、あるいはパワーエレクトロニクスの過熱や自動車の検知といった産業用アプリケーションに特に適していると考えられます。
今回の新製品リリースについて、温度センサーのマーケティングマネージャーである Joris Roels は、次のように述べています。「この新発売のデバイスは、その動作温度範囲の拡大と熱安定性の向上により、以前のデバイスよりもさらに汎用性が高まっています。今回の新しいテクノロジーは、さらに厳しい熱条件においても精確な温度センシングを求めるお客様のニーズに対応したものです」
Video: High operating temperature far infrared (FIR) thermal sensor array (49s):